title1


みなさま、初めまして。
当院で皮膚科外来を担当しております 福田 真弓 です。
時々、皮膚に関するお話をこのブログで発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

さて、1回目の今日は、『わき汗』のお話を。

 

わき汗のために、着る服が限られる、様々な市販の制汗剤を試したのに汗が止まらない、真冬なのにわき汗が多い・・・などの悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

わき汗は、正式には『原発性腋窩多汗症』という病名です。
明らかな原因が無いのに、わきの下に、日常生活に支障をきたすほどの多量の汗をかくという状態です。
以下の6症状のうち2項目以上当てはまる場合に診断されます。

 

  1. 最初に症状が出るのが25歳以下であること
  2. 左右両方で同じように発汗があること
  3. 睡眠中は発汗が止まっていること
  4. 1週間に1回以上、多汗の症状が出ること
  5. 家族にも同じ疾患の患者さんがいること
  6. わき汗によって日常生活に支障をきたすこと

 

2項目以上当てはまる方は、原発性腋窩多汗症として、皮膚科で治療を受けることができます。

治療法には、塗り薬、注射薬、手術、神経ブロックなどがあり、症状に応じて選択されます。当院では塗り薬による治療をおこなっております。

お困りの方は、一度、当院皮膚科を受診してみてください。